なんでも放り込む

袋ファイルは,袋一つ一つがデータのレコードに当たります。いわば,データベースのレコード一つ一つを見えるようにしたものだと考えることができます。

袋ファイルでは,「もの」をそのまま放り込むことができます。
写真でも,パンフレットでも,マニュアルでも,レジュメでも,入れられるものは何でも入れられます。

ただ入れるだけなので,一つのレコードを作るのはとても簡単。
そして,角形2号という同じ大きさに規格統一できるのです。
 


何年たってもそこにある


袋ファイルに入れたもの=データは,書棚に確実にあります。
何十年たっても捨てない限りそこにありますし,
「50音順」というデータの居場所もはっきりしています。

下の写真は,1988年にPC9801を買ったときに様々なソフトのパンフレットを集めて検討したときにつくった袋ファイルの内容です。
 
 
私の袋ファイルには,このパンフレットのようにずいぶん前のものが,新しいまま,いつでも出せる状態でそこにあります。

様々な情報が最後にたどりつく海のような


袋ファイルシステムは,川の水が最後に海にたどり着くような,そんな性格を持っています。

袋ファイルシステムは,さまざまなシステムのコアとして使うことができます。

フランクリンプランナーを使っていても,
名刺のデータベースでも,
さまざまなシステムをサテライトシステムとして組み込み,
それぞれのシステムでつくったデータを最終的に袋ファイルで管理することができるのです。

持って出かける

袋ファイルは封筒ですから,そのまま仕事用のバッグに入れて持ち出すことができます。
何かプロジェクトを始めるときには,袋ファイルを一枚用意します。
そして,調べたことや資料,写真などをどんどん放り込み,そのプロジェクトに関するデータはその袋にすべて入っているようにします。
会議があるときなどは,書棚からその袋だけをもってカバンに入れてでかけます。
そこで配布された書類なども,そのまま封筒に入れて持ち帰り,また書棚にたてておけばよいのです。
 


超整理法の押し出しファイリングとの比較

この袋ファイルシステムを使い出して5,6年した頃、90年台の中頃「超整理法」が出ました。私は早速その押し出しファイリングを試してみました。
 
とても実用性に富んだ優れたファイルシステムでした。使ったファイルを一番左側に入れるだけです。1度使ったものはまた使う可能性が大きいという人間の行動の原理にそった方法でした。

私はそれを現在も仕事場の事務机の中のファイルの管理に使っています。

このように事務的な処理を行うためのファイルシステム、それもそう多くないファイルのシステムならこの押し出しファイリングシステムはとても役に立ちます。

しかし、知のデータベースとも言うべき私の袋ファイルでは押し出しファイリングは使っていません。
「あいうえお順」を頑固に守っています。
数百もの沢山の数の袋ファイルの中からほんの10数秒で見つけてくれるには「あいうえお順」がいちばん。山根式袋ファイルシステムの真骨頂です。

こうして私は職場で押し出し押し出しファイリングシステムを使いながら、自宅の300ほどもある袋ファイルからなる知のデータベースでは「あいうえお順」の山根式袋ファイルシステムを今でも大事に守っています。